現状を把握する

箕面市桜の家Renovation  9月末から始まった工事ですが、
今年は雨が多く解体工事が予定通り進まず大工さんも解体しては
穴の開いたところを雨養生と悪戦苦闘しながらの作業です。

今回の工事は古家を利用した耐震、断熱補強にロケーションを
活かした空間への刷新です。
プランニング前に屋根裏や床下の覗ける範囲で断熱材が
不足していることは分かっていました。
構造に関しては小屋組みがしっかりしていたことや
床下も湿気が無く乾燥していたので、
見た目に劣化した部分は分かりませんでした。

解体して内壁を剥がしていくと、構造の問題がある部分が
分かってきました。築40年の建物ですが室内はそのままでも
利用できるほど状態が良かったのですが、
途中で改築をおこなっていて、その部分が問題でした。

写真は2階の小屋丸太を受けてる柱の横にある追加した窓が
筋違いを部分撤去して耐力壁を無視しています。

上の写真の真下になる1階分になります。
2階の小屋丸太を受けている柱の荷重が1階に伝わるので
真下の柱は基礎で荷重を受けるために必要な役割が
この部分も改築により、換気口を追加して、柱を部分撤去。
屋根からの荷重が基礎に伝わらず、構造が不安定な状態でした。
しかも、壁からの雨漏りもあり、壁下地も傷んでいました。

この柱部分にガス配管を通していて隙間は新聞紙を
詰めているだけの、いい加減な施工でした。

その他にも、構造的に不安な部分はありましたが、
痛みや取り換える必要があるほどの劣化は見つかりませんでした。
スケルトンリノベーションの良いところは、経年変化による
劣化している部分を把握でき、人間の体に例えるならば
外科手術を施すことで、その部分を再生することが可能です。
使える部分が多いほど、工事費の総コストを抑えられます。

竣工まで工事中の補強方法など報告していきます。

思い描いた住まいを手に入れるには弊社設計事業部
ストック建築設計事務所までご相談下さい。